明日、8月6日は広島原爆忌。78年前の犠牲者を追悼すると共に、ロシアによる核攻撃を阻止し、第三の被爆地を出させないための重大なメッセージを岸田総理に期待

明日、8月6日は広島原爆忌。78年前の犠牲者を追悼すると共に、ロシアによる核攻撃を阻止し、第三の被爆地を出させないための重大なメッセージを岸田総理に期待

78年前の昭和20年8月6日午前8時15分、米軍は広島に原爆を投下しました。非戦闘員の市民14万人(広島市推計)が犠牲となりました。人類史上初の“核”による大量虐殺です。

数年前にNHK特集で、原爆投下後に爆心地を視察した米軍将校が思わずもらした「これは戦争ではない。防御も反撃も出来ない」という言葉が、原爆の本質を現した言葉として強く印象に残ります。

「三度目の核攻撃は許さない」が被爆国日本の国是であると共に、人類共通の倫理の価値観であるべきです。

ところが、戦術核攻撃が現実味を帯びています。ロシアのウクライナ侵略が1年半続いていますが、最近の情勢はロシアが防御に回っている印象です。その劣勢を逆転させるために“核”を使うといいます。ロシアのメドベージェフ元大統領は「クリミアが孤立したら、戦術核を使うだろう」とまで発言しています。

この問題に対する日本の発言権は極めて弱いです。私たち国民の発言など無力に近いのですが、8月6日の原爆忌を迎えるにあたって岸田総理が「三度目の核攻撃は、人類の破滅につながる」と強いメッセージを発することを期待します。