憲法改正を主張する人は多いが、日本国憲法を前文から103条まで読んだ人は少ない-新人市議会議員と憲法勉強会発足

憲法改正を主張する人は多いが、日本国憲法を前文から103条まで読んだ人は少ない-新人市議会議員と憲法勉強会発足

憲法改正が具体的に話題となって20年余りの歳月が流れた。先人たちが努力して国会の中に憲法審査会ができているが、実質的進展がない。

憲法9条は日本有事の時に足枷せにならないかから始まって、東南海地震などの大規模災害時に非常事態宣言は出せるのか?その根拠は?等々やらねばならないことは多い。

ある人は言う「その時は、その時。必要なことは超法規でやればよい」。これでは時代劇で水戸黄門さまが印籠を出し「これが目に入らぬか」と威圧するのと変わらない。現代日本の法秩序と相いれない。

ありとあらゆる場面を想定して、日本の存立と日本国民の安全のための法制が必要だし、安倍内閣の有事法制は大きな進歩だが、その根本は日本国憲法だ。そのためには“憲法”を知らなくてはならない。

まず身近な“公職”の市議会議員に呼びかけて、「憲法勉強会」を立ち上げた。武蔵野市議2名・小金井市議1名と少数精鋭だ。

1回2~2時間半、10回をめざす。教材は、長谷部恭男・解説『日本国憲法』(岩波文庫)を使うことにした。

なお、前回の憲法勉強会は3年前に武蔵野市・府中市の市議会議員5名で10回25時間で実施した。25年前の武蔵野市長時代に若手の市議3名との勉強会が第1回となる。