岸田総理は解散しないで野党の不信任を否決すると思われる。日本国の象徴の天皇陛下が、国賓としてインドネシアを親善訪問されている時に、母国では与野党が分かれて批判・主張を繰り返すで良いのか

岸田総理は解散しないで野党の不信任を否決すると思われる。日本国の象徴の天皇陛下が、国賓としてインドネシアを親善訪問されている時に、母国では与野党が分かれて批判・主張を繰り返すで良いのか

6月15日・16日に野党が内閣不信任案を出して、それを大義名分に岸田総理が解散するという説が一部でささやかれている。国会解散は天皇の国事行為なので、陛下の詔書が必要だ。天皇陛下がインドネシアをご訪問なさる前の15日・16日なら解散が可能だという見立てだ。しかし、解散すれば翌日から与野党は街に出て、お互いに批判・主張を繰り返す。これも民主主義の原理だ。

だが、日本国の象徴であり、日本国民統合の象徴であられる天皇陛下がインドネシアに親善訪問なされている間に、振り返れば母国で政治家が批判と主張を繰り返すとしたら相手国に礼を失しないか。日本というのは、そういう国だと思われるだろう。

岸田総理は王道を行く人だと思うし、王道を行かなければ長期安定政権はおぼつかない。野党から会期末に内閣不信任案が出れば、淡々と否決をすれば良い。

先週の麻生・茂手木会談は、そのことの腹合わせではないだろうか。