天皇の存在は日本の長い歴史と伝統の上に立って、憲法第一章に位置づけられている。岸田内閣と国会とマスコミは、天皇陛下と国民をつなぐ報道を、さらに充実してほしい

天皇の存在は日本の長い歴史と伝統の上に立って、憲法第一章に位置づけられている。岸田内閣と国会とマスコミは、天皇陛下と国民をつなぐ報道を、さらに充実してほしい

5月3日がやってきます。日本国憲法施行78年目にあたります。

憲法下で繰り返し強調され、さらに裁判例も多いのが第三章「国民の権利及び義務」です。第10条から第40条まで、31条に及んでいます。

一方、日本国を形づくっている「天皇」は、第一章に記述されています。78年間で昭和生まれの私たちが記憶に残るのは、明仁殿下と美智子妃殿下のご成婚。昭和天皇裕仁陛下の崩御と平成の始まり。東日本大震災における明仁天皇と美智子皇后両陛下の被災地へのたびたびの慰問のご巡幸等々であります。

天皇は日本の長い歴史と伝統の上に立ち、憲法第一条では「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。」とされています。

令和の時代の徳仁天皇と雅子皇后両陛下のご活動を、国民が身近に感じられるように報道を充実する必要があると感じます。特に若い世代に伝えていくことが必要だと思います。

政治責任を背負う岸田総理や衆・参両院議長は、憲法の規定に従って、積極的に活動して下さるようお願いします。

憲法記念日を前に、若い世代に我が国の歴史と伝統と憲法を学んでほしいと思います。