中国経済も日本病が始まったと報道されているが、日本はバブル期でも最終的には市場が機能した

中国経済も日本病が始まったと報道されているが、日本はバブル期でも最終的には市場が機能した

日本は1980年代後半から1990年初頭、バブルの絶頂期に次々と過大な不動産投資が行われた。東京都の土地の値段を合計すると、全米が買える等と言われた。

当時の三重野日銀総裁は金融機関に対して貸出額の総量規制を行い、バブルが崩壊して金融機関の貸倒れが続出し、山一証券をはじめ北海道拓殖銀行等が倒産した。企業倒産は金融や不動産業界に留まらず全ての産業におよび、日本経済の停滞期を迎えた。

そのような歴史を経て今日を迎えているのだが、企業の倒産・整理・合併などの段階を通じて「市場」が機能してきた。

中国は「市場」の前に「社会主義」が付されている。中華人民共和国憲法第15条には「社会主義市場経済」が明記されている。