ロシアが攻撃するマリウポリ製鉄所の地下に、ソ連時代に造られた核攻撃にも耐えられる地下要塞があるとの報道。日本との違いを痛感する

ロシアが攻撃するマリウポリ製鉄所の地下に、ソ連時代に造られた核攻撃にも耐えられる地下要塞があるとの報道。日本との違いを痛感する

4月22日の朝日新聞に、ウクライナ南東部のマリウポリのアゾフスターリ製鉄所の地下に、核攻撃にも耐えられる地下要塞があるとの記事。

① 「アゾフスターリ」は、普段は約1万人を雇用する製鉄所 
② 東京ドーム235個分の広さのアゾフスターリには地下に6層に及ぶ地下都市があり、トンネルや道路を部隊や資材の移動に活用している 
③ 松村五郎・元陸自東方方面総監は、発電や給水などの施設も備えているようだと語る 

この地下要塞には500名の負傷兵と1000名の子ども・女性等の非戦闘員が避難しているという。

同紙1面の記事で、ロシアのショイグ国防相は製鉄所でのウクライナ側の抵抗が続いていることを認める一方、マリウポリを解放し「平和な生活が可能になった」とプーチン氏に報告した。これを受けてプーチン氏は製鉄所への最終的な攻撃について「意味がないと考える」と述べ、中止を命じたと報じている。

これが事実なら、マリウポリの他の地域に残っているとされる10万人の非戦闘員・市民が救出される可能性が出てきた。

この地下のシェルターは旧ソ連時代に建設されたという。日本の考え方と時間、スケール共にケタが違う。