プーチンは7つの敵と戦わなければならない。①ウクライナ軍と国民兵 ②世界各国の経済制裁 ③NATOの防衛準備行動 ④ポーランドやフィンランド等隣国のウクライナ支援 ⑤ロシア国民の反戦運動 ⑥軍内部の厭戦 ⑦ロシア政府内部の各機関

プーチンは7つの敵と戦わなければならない。①ウクライナ軍と国民兵 ②世界各国の経済制裁 ③NATOの防衛準備行動 ④ポーランドやフィンランド等隣国のウクライナ支援 ⑤ロシア国民の反戦運動 ⑥軍内部の厭戦 ⑦ロシア政府内部の各機関

  1.   ウクライナ軍と国民兵は戦っている。プーチンは一週間で首都キエフを陥落できると思っていたのでは?限られた報道の中での印象だが、ゼレンスキー大統領の下、よく戦っている。犠牲者も多くでていることだと容易に推測できる。心が痛む。
  2.  金融・通商・エネルギー等の各分野でロシアに対する世界各国の経済制裁網が広がっている。永世中立国のスイスもプーチンの個人資産を凍結したという。プーチンにとって、長引けば長引くほど重圧では。
  3.  NATO加盟国に危機が迫っている。防衛の準備行動が始まっているのでは?EUにもNATOとは別に防衛組織があると何年か前に聞いた。EUは経済共同体から始まって、関税の撤廃、人と資本の自由往来、通貨統合ユーロの創設、そして共同防衛まで始まっているのかと深い感慨をもった。まさにヨーロッパユニオンだ。
  4.  ポーランドやフィンランド等隣接国のウクライナ支援も心強い。難民の受け入れから始まって、ロシアと国境を接するフィンランドでは対戦車砲もウクライナに供給するという。フィンランドは永年に渡って東からロシア、西からデンマーク王国の侵略を受けて戦い、今日を迎えている歴史がある。
  5.  ロシア国民の反戦運動も静かに各都市で広がっていくだろう。プーチンの故郷サンクトペテルブルグでもウクライナ侵攻反対の集会があったという。プーチンは帰るべき故郷を失うのか?
  6.  軍内部の厭戦気分。兄弟国ウクライナに何故侵攻しなければならないのか。第一線で戦う兵士の心境は?400人の傭兵を使わざるを得ない背景だ。
  7.  ロシア政府内部の各機関は現状をどう分析をして、プーチンの行動をどう評価しているのか?どう行動に移すのか。