エリザベス女王の治世70年。インド・エジプトの独立直後に即位され、次々と植民地が独立。イギリスが世界帝国のワールドパワーからローカルパワーへ変化していく歴史の過程で、見事立憲君主として役割を果たし続けられました
エリザベス女王は2022年9月8日に96歳の天寿を全うし、ご逝去されました。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
1952年2月に即位されましたが、その直前、1947年にインドが独立。1948年にはエジプトが独立。またアフリカをはじめ世界各国の植民地が次々と独立して、イギリスはワールドパワーの地位をアメリカに譲り、ヨーロッパと米国を結ぶ主要なローカルパワーとなって行く過程でした。さらに北アイルランド紛争が1969年から30年に渡って続き、宗教・民族・歴史が深く絡み合って武力紛争が続きました。また、1982年にサッチャー政権下でオークランド戦争、21世紀に入ってEU離脱と君主として波乱に富んだご生涯でした。
イギリスが第二次大戦後の歴史的大変化を乗り切れたのも、エリザベス女王という存在が大きかったと賢者は評しております。
(ちなみに、イギリスでIRAテロを封じ込めることが出来たのは街角に設置された防犯カメラのおかげで、電話ボックスに爆弾を仕掛けた犯人を逮捕できたことだと言われています。このことがきっかけで、日本でも防犯カメラが普及し始めました。武蔵野市では国内各地に先駆けて、1978年から導入しました)
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