「無国籍企業の旅館業法のがれ―個人の家を外国人に民泊で解放」

「無国籍企業の旅館業法のがれ―個人の家を外国人に民泊で解放」

激増する外国人旅行者に日本人の個人の家に料金をとって宿泊させる。その取引をWEB上で行なうことは是か非か。

 本日9/25の朝の政調で論議されたAirb&b:エアービーアンドビー社の担当者が来て現状を報告。

 WEB上で個人の家を登録し利用者に提供する。旅館業法の適用は受けていない。この方式を世界各地で展開している。

 基本的にはWEB上でのマッチング業なのだが、物やサービスの仲介と異なり相当なリスクも存在する。

  1. テロ対策の盲点とならないか。
  2. 感染症対策は出来るのか。
  3. 売春等の温床にならないか。

旅館やホテルの営業をする者は、旅館業法上のチェックを常時受けると共に、犯罪の疑いがあれば警察の捜査の対象になるが、個人の家では難しい。感染症のパンデミックや凶悪犯罪がおきてもただちに対応がとれるか問題だ。旅館業法逃れと思われてもやむを得ない。

 外国人観光客の増大が経済活性化をもたらすとか、地方創生につながるという見方もあるが、国家の秩序を冒してまで野放図に行なえば、気が付いた時には手が付けられなくなる。

 訪日外国人が1000万人を超えたのは2013年でわずか2年にも満たない、それが本年2015年には2000万人近いと見込まれる。

 日本社会に与える影響を総合的に検証せず、イケイケドンドンで良いのか。

 Airb&b社の説明資料もHPをプリントアウトしただけのものだ。情報を可能な限り知らせないという姿勢がありあり。無国籍企業に日本を荒らさせてはならない。