福島原発事故における菅直人氏(当時総理)の3大ブレーキ。ヘリコプターで現地視察・原子炉を冷やすための海水注入をストップ・東電社長以下を怒鳴り散らす。日本の危機だった
2011年3月11日14時46分、東日本大震災が発災。さらに15m超えの津波が福島原発を襲って、浸水により全電源を失った。
原発事故の三大鉄則は、停める・冷やす・閉じ込めるだが、電源喪失により冷却水の循環が停まり、原子炉の過熱暴走が始まった。
菅直人総理は狼狽し、惑乱し、次々と不必要な行動を起こした。
① 3/12午前にヘリで福島第一原発を視察に。暴れる原発を必死で制御しようとしている吉田昌郎所長は作業を中断して対応。ベントの遅れにつながった。菅総理のヘリが離陸後、数時間で原子炉は水素爆発。
② 吉田昌郎所長が原子炉を冷却するため真水が枯渇したので、海水を注入しようとしたところ、官邸からストップ。「塩分を含む海水は再臨界の恐れがある」など菅総理の生半可な知識でストップをかける。吉田昌郎所長は部下に「官邸の指示で海水注入ストップを命令するが、従わずに注水を続けるように」と指示し、危機を乗り切った。
③ 3/15に東電本社に乗り込み、社長以下に3時間怒鳴り続ける。これにより、東電本社首脳は福島の現場より官邸のことを気にするようになる。
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