社会的入院と指摘される療養病床を廃止するために介護保険施設として、”介護医療院”を創設する~介護保険法改正案が衆議院本会議に上程

社会的入院と指摘される療養病床を廃止するために介護保険施設として、”介護医療院”を創設する~介護保険法改正案が衆議院本会議に上程

介護保険導入の目的のひとつは、社会的入院といわれる病院の療養病床を廃止して、介護を必要とする人に生活の質を向上させる介護施設を提供するという目標があった。

 2000年に介護保険制度が導入されて17年が経過したが、医療施設の療養病床はなくならない。

 介護保険施設の絶対数が不足していることと、特別養護老人ホームなどに入所していても病気になると病院に入院しなければならないからだ。

 そこで今回の改正は、終末の看取り等の機能と生活施設としての機能を兼ね備えた新しい介護保険施設として「介護医療院」を創設する。

 本日(28日)、衆議院本会議で趣旨説明があり、安倍総理、塩崎厚労相に与野党から質疑があり、厚生労働委員会に付託された。