直径16mの世界最大級シールドマシン組立~外かく環境道路 関越道・中央道・東名間17km大深度地下工事、いよいよ着工

直径16mの世界最大級シールドマシン組立~外かく環境道路 関越道・中央道・東名間17km大深度地下工事、いよいよ着工

11月11日(金)外環の工事現場を視察した。大泉、中央、東名の三カ所を国交省、東日本、中日本高速㈱にご案内いただいた。

都市計画決定以来、50年振りで事業が本格的に動き出したことを実感する。

道路は深度40m以下を推進工法で、東名と大泉ジャンクションから、二方向で並行して17kmをすすむ難工事だ。総費用1.7兆円、完成時期はまだ明言していない。

今回の視察で、強烈に印象に残ったのは、東名ジャンクションの地下70mで組み立てられた、直径16mのシールドマシンだ。

最先端に取り付けられた特殊鋼の歯を回しながら前進し、掘削を続ける。同時に、13枚のコンクリート製の巨大なピースを組み立て、円形の側壁を作っていく。すべて自動だ。

直径16m、長さ15mの巨大マシンだ。一基100億円、地上から映像を見ながら、遠隔操作が基本だ。

マシンの能力は、順調に稼働すると一ヶ月500m堀り進むというが、「しかし実際に掘ってみないと」と現場の責任者の重い言葉。

安全第一で成功して欲しい。

 <東名高速ジャンクションの工事現場>

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<地下70mに組み立てられたシールドマシン>

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<シールドマシンの最先端の歯>

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