海ごみマイクロプラスチックの脅威、2050年には魚の数より多くなるとの予測も―ごみの完全回収・河川の流出防止、市町村の力で。

海ごみマイクロプラスチックの脅威、2050年には魚の数より多くなるとの予測も―ごみの完全回収・河川の流出防止、市町村の力で。

昨日、環境省の水・大気環境局の担当が、海岸漂着ごみ対策の予算について説明に来た。加藤紘一衆議院議員と礒崎陽輔参議院議員と私・土屋の三人で海岸漂着物清掃法を議員立法でつくってから10年経った。

3・11の東日本大震災の影響もあり、清掃のための予算が30億円計上されるようになった。担当から説明を聞くとさらに影響が深刻になり、中長期の課題はマイクロプラスチックによる海洋の汚染だという。プラスチック廃棄物は、陸上から河川に流れ出て海に入り波にもまれ微細なプラスチック(マイクロプラスチック)となり、魚が誤飲して東京湾で捕獲した魚の内臓からマイクロプラスチックが検出されるという。

また、プラスチックの毒性も懸念される。米国の研究では、このままの状態が続けば、2050年には海の魚の総数を上回ることが推計されているという。出来ることからやろう!源を断つことだ。陸上のプラごみをきちんと回収して処理し、河川に流さないよう努力することが大事だ。市町村の役割が極めて重大。

2年前に紹介した全国市長会 荒木事務総長に再度電話して、環境省の担当を説明に行かせることにした。全国市長会の中に、地球環境を取り扱う委員会が設置されている。そこで取り上げてくれるようお願いした。