「海で流された子供3名を身を挺して救助、男性2人連携で―春の褒章で紅綬褒章受章」

「海で流された子供3名を身を挺して救助、男性2人連携で―春の褒章で紅綬褒章受章」

春の褒章伝達式が行なわれ高市大臣の代理で伝達、藍綬褒章は消防活動に永年功績があった全国各地の消防団員85名が対象だ。武蔵野市消防団朝倉団長、金モールの付いた正装で座っている。

黄綬褒章は消防業界の育成に永年寄与した人だ。紅綬褒章は人命救助の功績のあった人に贈られる。

福岡県古賀市の冨田さん(40歳)と丸林さん(35歳)は3人の子供が波に流されているのを協力して助けた。

7歳の男児が浮き沈みしているのを発見した丸林さんは妻に海上保安庁と警察への連絡を依頼、近くにいた冨田さんに協力を要請した。

浮輪をつけていたが高波で浜に戻れなくなっていた女児二人を砂浜まで救出。丸林さんの依頼を受けた冨田さんは浮き沈みしている男児のもとに接触し、救出を試みたが潮流に押し戻されなかなか砂浜に戻れずにいた。

そこへ女児2名を救出した丸林さんが浮輪を持って再度入水し、二人が連携し男児を砂浜に救出したという。二人が力を合わせた危機一髪の救出活動だ。

千葉県の44歳の女性が海で溺れたのを救出したのも三輪さん(48歳)と大谷さん(32歳)、男性のチームプレーだ。

最初に救出に向かった三輪さん(48歳)は女性の救出で、途中体力の限界を感じたという。そこへ32歳の大谷さんが救助に来てくれたという。これまた危機一髪のシーンだ。

48歳中年の勇気に32歳の青年が力を貸す。助かった女性もよかった、よかった。

天皇陛下から褒章していただくに値する活躍だ。