「ギリシャの金融危機でギリシャ国債の市場金利は10年物18.8%、2年物は57.5%にハネ上がる。日本への影響は。」

「ギリシャの金融危機でギリシャ国債の市場金利は10年物18.8%、2年物は57.5%にハネ上がる。日本への影響は。」

本日午後3時から自民党政調財務金融部会が開催され、財務省、外務省、金融庁、日本銀行から直近の情勢と日本への影響など聴取した。

席上、円建てによるギリシャ国債は20年前に発行したサムライ債が7月14日償還日を迎える。その金額は116億円程度で、市場で転売がされ現在は半分程度を外国人投資家が所有していると思われ、いずれにせよ影響は小さいとのこと。

また本日、東証株価が値下がりしているのは上海株の値下がりによる影響が大きいと思うとの回答。

ギリシャの経済規模がEU全体に占める割合は1.7%と低いが、周辺国のスペイン、ポルトガル、イタリアなどへの影響が波及し、EU全体に影響することもありえる。今後とも注意深く見守りたいとの答弁。

尚、資料によれば直近のギリシャ国債の金利は10年物で18.8%、2年物(最近発行された)国債でなんと57.5%と跳ね上がった。長短逆転金利だが、ギリシャの短期の国債を買う人はハイリスク・ハイリターン。デフォルトがなければ57%に賭ける投資家はいるか!?