「朝鮮戦争直後は、韓国は世界の最貧国で逆に北朝鮮の国民所得は1.5倍あったとNHKスペシャル」

「朝鮮戦争直後は、韓国は世界の最貧国で逆に北朝鮮の国民所得は1.5倍あったとNHKスペシャル」

昨夜22時からの「NHKスペシャル 戦後70年日本の肖像『信頼回復への道』」は、朝鮮半島の歴史を正確に映し出した好番組だ。

朝鮮戦争直後、国土は荒れて韓国は世界の最貧国だった。一方、金日成率いる北朝鮮は、国民所得が1,5倍あったという。

画面には無かったが、金日成の「自力更生・主体思想」がもてはやされた頃で、日本の左翼は理想の国北朝鮮に帰還運動まで行なったのだ。

さらに、画面は続く。韓国の朴正熙大統領は、1965年日韓基本条約を締結して日本からの賠償金無償3億ドルと有償2億ドルを受け、道路・港湾などの社会資本を充実して漢江(ハンガン)の奇跡といわれる経済復興を成し遂げたのである。

画面は慰安婦問題など続くのだが・・・。

歴史を振り返ると、朴大統領の日韓基本条約を締結して産業インフラを整備、自由貿易体制を軌道に乗せた判断が、今日の繁栄の基礎となったのだ。自力更生・鎖国政策をとった北朝鮮は、今や世界の最貧国・独裁恐怖政治の国となっている。

当時、「売国奴」といわれた朴正熙大統領の再評価が韓国では行われているという。当然だ。

韓国に決して押しつけるべきものではないが、日本の戦後処理が役立ったこともまた歴史的な真実なのだ。