「民主党代表選の論争。岡田氏『集団的自衛権を合憲と閣議決定したのは立憲主義に反する』」

「民主党代表選の論争。岡田氏『集団的自衛権を合憲と閣議決定したのは立憲主義に反する』」

テレビで民主党代表選挙で岡田氏の「集団的自衛権を合憲と閣議決定したのは立憲主義に反する」との発言を聞いて二つの疑問が湧いた。

① 外国から急迫かつ不正な侵略があった時、個別的自衛権だけで日本を守りきれるのか。
② 日米安全保障条約は日米で非対称義務を負う(米国は日本を守る義務、日本は国内の基地提供等の義務)。これも一種の集団的自衛権ではないのか。

関連して民主党関係者がいう「集団的自衛権は地域的概念ではないので、同盟国と共に地球の裏側まで自衛隊は行くのか!?」等の議論を聞いていると唖然とする。理屈で考えているに過ぎない。

安倍内閣の立場は、集団的自衛権は自衛の範囲で合憲としたうえで、その行使は現行憲法下でどこまで許されるのか要件を定め、さらにそれを法制化することによって国会の審議を通じて国民の前に明らかにしようとするものだ。